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ヴァーレ株急落、ダム決壊事故受け配当停止を決定-死者60人以上

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鉄鉱石生産で最大手、ブラジルのヴァーレがミナスジェライス州に保有する鉱山ダムが決壊した事故では、これまでに少なくとも60人が死亡、292人が行方不明となっている。財務への悪影響が見込まれる中、同社は配当の停止を決定。28日のブラジル株式市場でヴァーレ株は一時20%安となった。

  ヴァーレは2015年にも別の鉱山でのダム決壊事故で死者を出している。今回のダム決壊に伴う泥流で一部が被害を受けた都市ブルマジーニョの市長は、事故はヴァーレの「無能さ」が原因だと非難し、多額の損害賠償を求めている。

  グラント・スポア氏らマッコーリー・キャピタルのアナリストはリポートで、「ヴァーレに関連した2回目のダム決壊であることを考えると、一段と厳しい改善要求や罰則の強化が見込まれる」と指摘した。

  ヴァーレ株は28日のブラジル市場の寄り付きで前営業日比20%安の45.12レアルとなった。25日のブラジル市場は祝日のため休場だった。28日は欧米市場でも米国預託証券(ADR)が急落している。

  27日付のポルトガル語での声明によると、ヴァーレは臨時の取締役会で配当停止を決定。同社は当初ウェブサイト上に英語で声明を発表したが、同声明には配当停止を「検討した」と記されていたことから、配当が停止されたのか、配当停止の可能性を協議しただけなのか不透明だった。その後、ヴァーレの北京在勤の広報担当がブルームバーグに対し、ポルトガル語の声明を参照するよう伝えた。

原題:Vale Plunges as Deadly Dam Disaster Leads to Dividend Suspension(抜粋)

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