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中国石油化工の取引部門、750億円の損失-原油相場読み誤る

  • 「不適切なヘッジ手法」も一因-問題発覚後にポジション解消
  • 昨年末の原油安、このポジション巻き戻しが影響か

中国の石油精製大手、中国石油化工(SINOPEC)は25日、トレーディング部門ユニペックの昨年の営業損失が6億8800万ドル(約750億円)に上ったと発表した。原油相場を読み誤ったためで、商品取引業者の損失としてはこの10年で最大級となった。

  中国石油化工はユニペックの損失について、「不適切なヘッジ手法」も一因だと説明。問題発覚後にポジションを解消したことを明らかにした。原油価格は昨年11月下旬から12月に急落しており、ユニペックのポジション巻き戻しが下落の要因になったとの観測が広がっている。

  原油取引業者の幹部はクリスマス休暇で流動性が乏しくなっていた時期に大量の売り注文があり、ユニペックによるポジション解消が昨年12月の原油相場急落に寄与した可能性があるとの見方を示した。北海ブレント原油は昨年10月の87ドル近くからクリスマス後には一時50ドルを割り込むまで値下がりした。

Sinopec Up, But Still Disappoints

Best profit in five years weighed down by trading losses, impairments

Source: Company filings Jan. 25, 2019; Bloomberg data

Note: Net income figures reported using Chinese accounding standards

  事情に詳しい複数の関係者によると、ロンドンやシンガポールで事業を展開するユニペックは日量500万バレル前後を取引。グレンコアなど同業他社をしのぐ規模となっている。

2018 was a challenging year for some oil traders as prices swung wildly

原題:Chinese Oil Trader’s $688 Million Loss Drags Down Sinopec Profit(抜粋)

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