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米財務省:露ルサールなど3社に対する制裁を解除

更新日時
  • EN+とユーロシブエネルゴの制裁も解除、デリパスカ氏は制裁継続
  • 議会民主党は制裁解除の阻止を目指していた-ロシア疑惑捜査続く中

米財務省は27日、ロシア人富豪オレグ・デリパスカ氏と関係があるルサールなど3社に対する制裁を解除した。今回の動きは世界のアルミニウム市場に安心感をもたらすことになる。

  ロシアのプーチン大統領と親しいデリパスカ氏は引き続き米国の制裁対象だが、ルサールとEN+グループ、ユーロシブエネルゴ・JSCに対する制裁を解除する。これら3社に対する直接および間接的な株式保有比率をそれぞれ50%未満に引き下げることなどでデリパスカ氏は財務省と合意している。

  米財務省外国資産管理局(OFAC)は発表資料で「これらの企業は米財務省に対し、幅広く継続的な監査や認証、報告の義務を果たし、業務について前例ない透明性を与えることに同意した。デリパスカ氏に対する制裁は全て継続される」と説明した。

  議会民主党は2016年大統領選へのロシアの干渉疑惑を巡るモラー特別検察官による捜査が続く中でのトランプ政権の真意を懸念し、制裁解除の阻止を目指していた。

  アルミ生産世界2位ルサールへの制裁解除はアルミ市場の不透明感を後退させそうだ。米財務省が昨年4月に金融制裁を発表した際にアルミ価格は急上昇したが、ここ数カ月は制裁解除観測の浮上で下落基調だった。

原題:Trump Lifts Rusal Sanctions as Putin Ally Deripaska Cuts Stake(抜粋)

(3社の名称や米財務省の発表内容を追加して更新します.)
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