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世界経済の健全性診断へ-FOMCや雇用統計、重要イベント目白押し

  • 米中が貿易交渉を再開、FOMCは今年初の会合
  • ユーロ圏GDP速報値、中国製造業PMI、日本の鉱工業生産

世界経済を率いる米・欧・アジアに疲れが見え、先行き不透明感が増す中、こうした経済の拡大ペースが持ちこたえられるかどうか、今週は多数のヒントが与えられる。

米国

Chinese Premier Li Keqiang And Vice Premiers Holds News Conference Following the Closing of the National People's Congress

劉鶴副首相

撮影: Qilai Shen/Bloomberg

  水曜日、1月30日は重要イベントが3つ重なる。まずは米財務省が発表する四半期定例入札の詳細発表。拡大する財政赤字を背景に、米国債の入札計画は重要性を増している。同日には中国の劉鶴副首相がライトハイザー米通商代表部(USTR)代表と2日間の日程で貿易交渉に臨む。今回の交渉で両国の貿易問題が決着することはないにせよ、妥結期限を3月1日に控えて投資家は強気なサイン、あるいは弱気なサインを見逃さないよう目を光らせることになる。

Fed Chair Jerome Powell Speaks At Economic Club Of Washington Event

パウエルFRB議長

撮影: Al Drago/Bloomberg

  同日の午後には今年最初の米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定が発表される。金利を動かす確率はほぼゼロに等しいとみられているものの、追加利上げまでどこまで「辛抱」できるのか、あるいは4兆ドル(約438兆円)規模のバランスシート縮小計画を修正するのか、今年から政策発表後は毎回定例となるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見に注目が集まる。

  2月1日に明らかになる1月の米雇用統計は、米経済の健全性を見極める上で最も明白な指標の一つとなるだろう。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央値では、非農業部門雇用者数は前月比16万人増。失業率は3.9%で変わらずと予想されている。

ユーロ圏

ECB President Mario Draghi Announces Rates Decision

ドラギECB総裁

撮影: Jasper Juinen/Bloomberg

  欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は先週、成長へのリスクは「下方向に転じた」と発言。最近続いた予想より弱い経済統計が反映された。今週はフランスやイタリア、スペインから昨年第4四半期の国内総生産(GDP)統計が発表されるほか、ユーロ圏GDPの速報値も明らかになる。中でもイタリアはリセッション(景気後退)に陥った可能性があるとして、注目される。

アジア

  最大のイベントは31日に発表される1月の中国製造業購買担当者指数(PMI)だ。エコノミストらは同指数が活動拡大と縮小の境目である50をさらに割り込むと予想している。このほか、31日には日本の12月鉱工業生産、日銀金融政策決定会合(1月22、23日開催分)における「主な意見」の発表がある。

原題:The World Economy Faces Some Pivotal Health Checkups This Week(抜粋)

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