コンテンツにスキップする

テクノロジー株の反発続くか、業績不振でも投資家は年後半の回復期待

  • アジアのテクノロジー株指数は年初来で7%余り上昇-昨年21%安
  • 年後半に利益と株価の両面で劇的な回復見込むとみずほアナリスト

テクノロジー株が回復しつつある。

  MSCI・ACアジア太平洋情報技術指数は昨年21%下落し、年間ベースで10年ぶりの大幅安となったが、半導体関連銘柄がこのところ徐々に値を戻している。期待外れな決算発表が最近相次いだ状況からすれば、こうした値動きは驚きかもしれないが、投資家は年後半の回復を見込んでいる。

  みずほ証券のアナリスト、マーカス・シン氏は「多くの投資家が底入れは近いと考えており、相場にモメンタムがある」と指摘。「年後半のセクター回復を予想する投資家は既に動いている。バリュエーションを考えると苦にはならない」と分析した。

  韓国のSKハイニックスは昨年10-12月(第4四半期)の営業利益が約2年ぶりの減益となったものの、期待外れな業績を50%の増配でカバー。10-12月期の売上高がアナリスト予想下限に届かなかったインテルも、四半期配当を引き上げたほか、今年の設備投資拡大を計画している。一方、サムスン電子の10-12月期決算は暫定ベースで営業利益と売上高が予想を大きく下回った。正式発表は来週ある。

'Hitting a Bottom'

SK Hynix posts its first operating profit drop since 2016

Source: SK Hynix

  MSCI・ACアジア太平洋情報技術指数は今年これまでに7%余り上昇。サムスン電子とハイニックスのほか、日立製作所、東京エレクトロンなどの値上がりが寄与した。テンセント・ホールディングス(騰訊)など中国の大手インターネット銘柄も回復しつつあり、アリババ・グループ・ホールディングの米国預託証券(ADR)は約14%上げている。

  もちろん、現在の上昇が持続可能か疑問の声はある。みずほのシン氏は、サーバーに使われるDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)の価格が1-3月期に前期比で30-40%下落すると予測。「全ての悪材料が出尽くしたわけではないので、この上昇が持続するとは考えにくい」としながらも、「年後半には利益と株価の両面で劇的な回復を見込んでいる」と語った。

原題:From Brutal Year to Stellar Start, Tech Stocks Now Asia Darlings(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE