コンテンツにスキップする

半信半疑の半導体株買い-株高継続に分かれる見方

  • マーケットは先走っているとアセマネOne・武内氏
  • 株価は業績下振れ率より調整進み値ごろ感-三菱モルガン・三浦氏

25日の東京株式市場では、米ハイテク株高が波及した半導体関連銘柄の上昇が目立った。昨年から株価の下げが続いたこともあって見直し買いが集まったが、市場関係者はまだ半信半疑だ。

  市場には、まだ需給に先行き不透明感がある中で買うのは早いという見方がある。アセットマネジメントOneの武内邦信シニアフェローは「きょうの半導体や電子部品株の上げがトレンドになるとは思えない」と話す。業績がさらに悪化しないとの期待から買われただけで、マーケットは先走っているとみる。

  一方、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の三浦誠一投資ストラテジストは「半導体企業は業績下方修正率よりも株価調整が大きく進み、いいところまで来たとの見立てが市場にある。株価回復の展開は1月だけで終わることはないだろう」と述べた。17日に今期業績予想の下方修正を発表した電子部品の日本電産の株価は昨年高値から発表時まで33%下落、営業利益の下方修正率26%よりも大きい。

  昨年高値から直近安値までの株価下落率は、半導体ウエハーを生産するSUMCOが65%、半導体製造装置の東京エレクトロンが49%。

25日は続伸

  24日の米国株市場ではザイリンクスやラム・リサーチなどの決算が評価され、米フィラデルフィア半導体株指数は5.7%高と1カ月ぶりの上昇率だった。25日の東京市場でも、SUMCOが12%高、東京エレクトロンが4.7%高となったほか、太陽誘電など電子部品株も大幅に上昇した。

  東洋証券の佐藤隆人マーケット支援部長は「決算の全体像がみえておらず、株価調整の中での戻りにとどまる」との見方だ。来週からの国内決算発表の本格化を控え、「昨年に売り込まれた反動から週末にかけて上げが大きくなったが、戻りが続くかは関連企業の業績を確認する必要がある」と話していた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE