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ダリオ氏のファンドから小規模年金基金が資金引き揚げ、高手数料で

  • 加州サンホアキン郡の年金、手数料支払いでリターン半減
  • ピュア・アルファIIから8100万ドル引き揚げを今月決定

29億ドル(約3200億円)の資産を管理するサンホアキン郡職員年金基金は退職給付制度としては取るに足らない規模だ。これに対しブリッジウォーター・アソシエーツは巨大で、800億ドルを運用する世界最大のヘッジファンドだ。

  そうした規模の違いは、カリフォルニア州北部サンホアキン郡の年金基金が資産家レイ・ダリオ氏率いるブリッジウォーターに、期待外れのリターンと高い手数料をとがめる妨げにはなっていいない。同郡は運用の見直しを1年余り行った結果、ブリッジウォーターのマクロファンド「ピュア・アルファII」に投資していた8100万ドルを全て引き揚げることを今月決めた。昨年は14.6%のリターンだったにもかかわらずだ。

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レイ・ダリオ氏

写真家:Jason Alden / Bloomberg

  この決定は、2012年以降のブリッジウォーターのファンドの運用成績がおおむね平凡で、運用担当者が高い報酬を得ながらも投資家に十分な運用収益をもたらせていない状況に顧客の不満が高まっていることを浮き彫りにしている。小規模な投資ではあるが、同ファンドからの資金引き揚げの流れが広がる前兆かもしれない。

  サンホアキン郡のコンサルタントを務めるペンション・コンサルティング・アライアンスは17年11月にブリッジウォーターについて見直しを推奨した。同年金のウェブサイトによると、ピュア・アルファIIは当時、17年9月30日までの5年間のリターンが手数料を差し引く前で年率プラス6.9%にとどまっていた。3.69%の定率報酬を支払うと、同年金は年率でプラス3.1%のリターンに終わり、運用収益の半分以上をブリッジウォーターが得ることを意味していた。

Not So Happy Returns

Pure Alpha's performance disappointed the pension fund

Source: Pension document

Note: Target is 5%, was 4% from 9/2006-4/2012, 12% from 4/2012-1/2016

原題:Dalio Fund Dumped by Tiny County Fed Up With Fees Eroding Return(抜粋)

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