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ウォーレン米上院議員、資産55億円超の富裕層への課税を提案

  • 所得格差への対策を求める左派の声に応える狙い
  • 同議員は最近、20年大統領選に向けた準備委員会の設置を発表

2020年米大統領選挙への出馬を目指すエリザベス・ウォーレン上院議員(民主、マサチューセッツ州)は24日、資産額5000万ドル(約55億円)超の米国人に対し富裕税を課すこと提案した。所得格差への対策を求める左派の声に応えることが狙い。

  今回の提案は、上位7万5000世帯に対し、純資産が5000万ドルを超える部分に1ドル当たり年間2%の税金、10億ドルを超える部分については1ドル当たり年間3%の税金を支払うよう求める。ウォーレン議員は最近、20年大統領選に向けた準備委員会の設置を発表している。

Senator Elizabeth Warren Holds Iowa Organizing Events

ウォーレン上院議員

写真家:Daniel Acker / Bloomberg

  ウォーレン議員は支持者宛ての電子メールで、「米世帯の上位0.1%にあたる富裕層は現在、下位90%の世帯の合計資産とほぼ同額の資産を保有している。一方、その他全ての人はチャンスを逃している。これを是正するには構造改革が必要だ」と指摘した。

  ウォーレン氏は税収を中産階級立て直しのために使うと表明。子育てや学生の債務負担軽減に充てる可能性があるという。

  今回の提案では、ウォーレン氏が20年の大統領選でトランプ大統領に対抗する場合に中心となるとみられる経済ポピュリスト的メッセージが示されている。元ハーバード大学教授(法学)である同氏は、中産階級の縮小について幅広く執筆しているほか、所得格差拡大の原因が富裕層や大企業にあると主張し、ウォール街との対立姿勢をあらわにしている。

原題:Senator Warren Proposes ‘Ultra-Millionaire Tax’ of as Much as 3%(抜粋)

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