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ブラックロック:米地方債ETFから記録的な資金流出、原因は1社

  • iシェアーズ国内地方債ETF、23日時間外取引で1.6億ドルの売り
  • 米地方債市場全体では資金流入、月間でプラスのリターンへ

ブラックロックは同社最大の地方債ETF(上場投資信託)が記録的な資金流出に見舞われたことについて、投資会社1社が原因だと指摘した。

  資産規模が115億ドル(約1兆2600億円)に上るブラックロックのiシェアーズ国内地方債ETF(MUB)から、23日に1億6360万ドルが流出した。この流出額は2007年に同ETFがローンチされて以降で最大だった。

  その背景にいたのは、単一の投資家だ。この投資家は23日の通常取引後の時間外取引でこのETFを150万口、約1億6300万ドル相当を売却した。流出額のほぼすべてを占める額だ。

Not Off to a Good Start

BlackRock's MUB has seen more outflows than any other muni ETF in 2019

Source: Bloomberg

  この投資家の身元は開示されていない。ブルームバーグが当局提出文書をまとめたところによると、昨年9月末時点でiシェアーズ国内地方債ETFを150万口以上保有していたのは少なくとも11社あった。

  米地方債は月間でプラスのリターンへと向かっているだけに、この資金引き揚げは興味深い動きだ。ETFに対する判断というより、定期的なポートフォリオ組み換えという性格が強いかもしれない。米国投資信託協会(ICI)によると、3兆8000億ドルの規模を持つ米地方債市場から大口投資家が資金を引き揚げる気配はなく、今月16日までの1週間では1年ぶりの大規模な資金流入を記録した。

原題:BlackRock Can Blame One Investor for Record Muni ETF Outflow (1)(抜粋)

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