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メルケル独首相:「正常な」金融政策への早期回帰を訴え

  • 世界経済は依然、危機の影響について「熟考」の状況-独首相
  • 首脳の間に中銀の政策について語るのを気にせぬ風潮か

ドイツのメルケル首相は、世界の財界首脳を前に演説し、従来型の金融政策に戻ることを自身がいかに強く望んでいるか訴えた。

  メルケル首相は23日、スイス・ダボスで開かれている世界経済フォーラム(WEF)年次総会で、「主要中央銀行の金融政策を見ると、われわれが依然として先の危機について熟考し、そこからまだ進んでいないことが分かる」と指摘。「できる限り早く、正常な状況に戻るべきだ」との考えを示した。

演説するメルケル首相

Source: Bloomberg

  これまで、政府首脳が中銀に金融政策運営の在り方を説いているように受け止められるのはよくないことだとされてきた。しかし、口を差し挟むことに問題を感じない風潮が首脳の間に高まりつつあり、一部は先鋭化している。

  メルケル首相の場合、これまでは欧州中央銀行(ECB)の独立性を擁護し、金融政策に立ち入るのを避けてきた。一方、トランプ米大統領は、連邦準備制度が利上げに積極的過ぎると述べ、より攻撃的な態度をあからさまにしている。英国では、イングランド銀行が同国の欧州連合(EU)離脱に伴う経済的コストについて暗い見通しを示したとして、離脱支持派から批判を浴びた。

原題:Merkel Calls for Swift Return to ‘Normal’ Monetary Policy(抜粋)

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