コンテンツにスキップする

債券上昇、好需給でフラット化の流れ継続ー長期金利は再びマイナス圏

更新日時

債券相場は上昇。長期金利は2営業日ぶりにマイナス圏に沈んだ。現物債需給の良好さを背景に金利水準が相対的に高い超長期債を中心に買いが入り、利回り曲線にはフラット(平たん)化圧力が継続して掛かった。

  • 長期金利の指標とされる新発10年物353回債利回りは、日本相互証券の前日午後3時の参照値より1.0ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.005%に低下。23日以来のマイナス圏
  • 新発20年物167回債利回りは1.0bp低い0.455%。40年物11回債利回りは0.74%と、新発債としては2016年12月以来の低い水準

市場関係者の見方

 野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 前日の20年債入札の順調な結果を受けて債券を買わざるリスクが意識されており、20年債利回りの0.5%が金利の上限として意識され始めている
  • イールドカーブをつぶす動きが継続している。カーブ上で30年や40年にはまだ低下余地があるとして、生命保険などからの買いが期待されている

  
 岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 長期債には高値警戒感もあるが、40年や30年などの超長期債利回りが下げてきており、フラット化の流れ
  • 先物はじり高となった。株価は上昇したが、米金利動向などに大きな環境変化はないとの見方からの買いか
  • 中短期債もしっかり。今回は短いゾーンを中心に利回りが低下してきた感じがあり、追加緩和の憶測などで一部海外勢の買いも入っているのではないか 

国債買い入れオペ

  • 残存5年超10年以下の買い入れ額は4300億円と据え置き。物価連動債は250億円
  • 応札倍率は2.76倍と前回から小幅上昇
  • 備考:日銀国債買い入れオペの結果

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.175%-0.165%-0.005%0.455%0.655%0.740%
前日比-1.0bpー1.0bp-1.0bp-1.0bp-0.5bp-1.0bp
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE