コンテンツにスキップする

華為CFOは米引き渡しに抵抗する「論拠」ある-カナダ駐中国大使

  • 論拠の1つは介入示唆するトランプ米大統領の発言-マッカラム大使
  • 米国が身柄引き渡しを正式に要請したとマッカラム大使

カナダのマッカラム駐中国大使は米国への身柄引き渡しに直面している中国・華為技術(ァーウェイ・テクノロジーズ)の孟晩舟最高財務責任者(CFO)について、同氏には引き渡しに抵抗する「強い論拠」があるとの見解を示した。政治的介入の可能性を示唆するトランプ米大統領の発言などを挙げている。

  マッカラム大使はトロント近郊で22日行われた記者会見で、孟氏の法的選択肢に言及。同氏は昨年12月に対イラン制裁違反に関連した容疑で米国の要請によりバンクーバーで逮捕された。米国は身柄引き渡しを求めているが、法廷闘争に何年もかかる可能性がある。

John McCallum

マッカラム大使

写真家:Paul Chiasson / AP通信によるカナダの新聞

  同大使は孟氏側の強力な論拠として、トランプ米大統領の発言のほか、本件の治外法権的な側面などを挙げた。中国語メディアが出席者の大半だった会見での大使発言はユーチューブに掲載された。

  トランプ米大統領は対中貿易交渉でより良い合意につながるならこの問題への介入を検討すると表明している。カナダ政府当局者は、マッカラム大使の発言を確認した。

  マッカラム大使は「孟氏には極めて強力な論拠があると考えている」と指摘。米国が身柄引き渡しを正式に要請したことも明らかにした。その上で、「犯罪人引き渡し条約に従って要請を真剣に受け取める必要はあるが、それは孟氏の身柄を引き渡すという意味ではなく、同氏を拘束・審問しなくてはならないということだ」と述べた。  

Huawei Technologies Chief Financial Officer Wanzhou Meng Out On Bail

孟晩舟氏

写真家:Ben Nelms / Bloomberg

  大使の発言に関する質問に対し、フリーランド外相のオーステン報道官は23日の電子メールで、「カナダは公平で偏りのない、透明な法的手続きを行っている」とコメントした。

原題:Trudeau Envoy Sees Strong Case Against Huawei CFO’s Extradition(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE