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TOPIXは反発、割安感から金融や電機、素材に買い-内需一角重し

更新日時
  • 前日の米国株は悪材料を吸収して反発、VIXも節目の20を下回る
  • 日本株はPER面で出遅れとの見方、売買代金は依然低調

24日の東京株式市場ではTOPIXが3日ぶりに反発。企業収益からみた株価は売られ過ぎとして割安感を手掛かりに銀行や証券など金融株が買われ、過度な業績懸念が後退した半導体関連中心に電機や化学株も上昇。陸運や食料品など内需関連の一角は下落した。

  • TOPIXの終値は前日比5.57ポイント(0.4%)高の1552.60
  • 日経平均株価は同19円09銭(0.1%)安の2万0574円63銭、3日続落

  アイザワ証券投資顧問部の三井郁男ファンドマネジャーは「前日の米国株は悪材料が出てもVIXが低下するなど底堅くなってきた。投資家のリスク許容度を超えるボラティリティーが収れんしてきている」と指摘。同氏はまた、景気や企業業績の悪化をマーケットが織り込み過ぎたとし、「日本株は米国株などに比べた割安感からなお戻り余地がある。金融や景気敏感など売られ過ぎたセクターが見直されている」と述べた。

  米大統領経済諮問委員会(CEA)のハセット委員長は23日、米政府機関の一部閉鎖が3月末まで続いた場合、1-3月の経済成長がゼロになる可能性があるとCNNとのインタビューで述べた。23日の米国株は荒い値動きながらもディフェンシブ関連や好決算銘柄がけん引して反発で終了。米国株のボラティリティーの指標であるVIXは19.5と、20を下回った。

  野村証券投資情報部の若生寿一エクイティ・マーケット・ストラテジストは「年初からの戻りのモメンタムに一服感が出ており、来週の決算発表の本格化待ち」とした上で、決算については「リビジョンインデックスがマイナスでも、マイナス幅が縮小する際に株価が上昇する傾向がある。市場が想定している修正幅でなければ、底固めからポジティブな展開になりそうだ」とみていた。

24日は3日ぶり反発

  もっとも、これまで相対的に底堅かった内需関連の一角は下げ、日経平均株価は小幅に続落した。アイザワ証の三井氏は足元の底堅さを評価する一方で、中期的な相場の先行きが「明るいかどうかは決算内容を見ないと分からない」と話していた。オプション市場からみた投資家の警戒感も根強く、売買は盛り上がらなかった。

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