コンテンツにスキップする

ドラギECB総裁、マイナス金利の見直しを示唆した可能性ードイツ銀

  • 総裁として最後の会合で利上げ実施もードイツ銀アナリスト
  • ドラギ氏、12月会見でマイナス金利の影響を「注意深く監視」と発言

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は自身にとって最後となる10月の政策委員会で利上げを決める可能性を示唆したと、ドイツ銀行のアナリストらが指摘した。同総裁は24日の政策委員会会合後に記者会見を予定しており、臆測に対してコメントする可能性がある。

  ドラギ総裁は昨年12月13日の記者会見で、マイナス金利が銀行収益に及ぼす影響について自身の認識を問われ、ECBが「注意深く監視している」問題だと回答した。ドイツ銀行の外為調査責任者ジョージ・サラベロス氏は、この言い回しが「注目に値する論調の変化だ」と主張。同行チーフエコノミストのマーク・ウォール氏もこれまでに顧客向けリポートで、同様の見解を示していた。

  12月のECB政策委員会議事要旨には利上げが議論されたことを示唆する形跡は何もないが、ドイツ銀アナリストらはマイナス金利の影響に関して一定の再検討があったかもしれないと推察する。これに基づいてECBが行動する場合、預金金利引き上げによる金融環境引き締めを相殺するため、3月にも新たな長期リファイナンスオペ(TLTRO)の発表があるとみる。

  別の案としては、預金金利に階層構造を導入し、一定水準以内の中銀預金をマイナス金利の適用から外すことが考えられるという。銀行のコスト負担を減らすという点で利上げに似た効果があるが、利上げに比べて金融環境への影響はそれほど強くはないと、ドイツ銀のアナリストらは論じた。

原題:Deutsche Bank Thinks Draghi Hinted at a Negative-Rate Review (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE