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ロンドンから金融機関が資金逃避加速、英政府がEU離脱で争う中

  • 大手銀行の5行は7500億ユーロをフランクフルトに移す計画
  • ドイツ銀行は少なくとも4000億ユーロを国内に回帰させる方針

英議会は欧州連合(EU)離脱のあり方について決められずにいるが、多くの金融機関はすでに、ロンドンの金融街シティーから持ち出す資金の規模を決定した。この資金移動はもはや不可逆だともみられている。

  ロンドンからの資産移転計画では、大手銀行の動きが速かった。移転先はフランクフルトが中心。事情に詳しい関係者によると、欧州大陸の顧客にサービスを提供しようとしている大手銀行のうち5行は現在、バランスシート上の資産7500億ユーロ(約93兆5000億円)をフランクフルトに移そうとしている。

  ドイツ銀行は少なくとも4000億ユーロをドイツ国内に回帰させる方針だ。関係者が匿名を条件に述べた。

Banking on Frankfurt

Balance-sheet assets moving to Frankfurt post-Brexit, euros, billions*

Source: Bloomberg

* Upper estimate for Goldman, Citigroup and Morgan Stanley

  JPモルガン・チェースは今後1ー2年に2000億ユーロをフランクフルトに移す方針だと関係者が明らかにした。この額は、従来伝えられた規模の2倍に上る。

  ドイツ銀行とJPモルガンの広報担当者はコメントを控えた。

原題:Money Is Flooding Out of London While U.K. Bickers Over Brexit(抜粋)

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