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UBSで花形だった投資銀行部門が失速-市場波乱でアジア顧客は静観

  • 昨年10ー12月の株式トレーディング収入は13%減少
  • アジアのデリバティブ事業の低調が業績に打撃-ガードナーCFO

スイスのUBSグループの投資銀行部門はここ数四半期にわたり卓越した業績を記録した花形部門だったが、昨年末にかけて失速した。株式相場の激しい変動を受けて顧客が静観したことが響いた。

  22日の同行の発表によると、昨年10-12月(第4四半期)の株式トレーディング収入は13%減の7億9200万ドル(約868億円)となり、外国為替業務の増益を相殺した。アジアを中心とした機関投資家やトレーダー、ヘッジファンドは12月後半の株式相場の波乱に対し、様子見姿勢に終始した。こうした中、投資銀行部門は4700万ドルの損失を計上した。

  これとは対照的に昨年は、トップを務めていたアンドレア・オーセル氏の指揮の下、同部門は一貫してアナリスト予想を上回る輝かしい業績を記録していた。米国の大手銀5行は昨年10-12月期の株式トレーディング収入が平均で10%増加した。

  セルジオ・エルモッティ最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会議で、アジア太平洋地域で並外れた存在感があるだけに「市場要因と顧客の動きが明らかに集中した」とコメントした。

  UBSは同部門のパフォーマンスについて「世界の株式相場の急落が顧客の活動レベルの低下につながった」と指摘。カート・ガードナー最高財務責任者(CFO)は、アジアのデリバティブ(金融派生商品)事業の低調が同部門の業績に打撃を与えたと説明した。

UBSのセルジオ・エルモッティCEO

ソース:ブルームバーグ

原題:UBS’s Star Investment Bank Fades as Asia Markets Spook Investors(抜粋)

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