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米マスターカードにEUが710億円制裁金-カード決済手数料巡り

  • 同社のルールが決済手数料を人為的に引き上げたとEUは判断
  • 同社はEUに協力することで制裁金が減額された

欧州連合(EU)は、米マスターカードに5億7060万ユーロ(約710億円)の制裁金を科したと発表した。同社が課したルールが、域内のカード決済手数料を人為的に引き上げた可能性があると判断した。

  EUの行政執行機関である欧州委員会によると、マスターカードは小売業者に対し、業者が拠点を置くEUの国以外の銀行により低い手数料を求めることを不当に妨げた。EUが2015年にクレジットカードに関する法律を導入したことで、マスターカードのこうした慣行は終わった。EUは13年に調査を開始し、その2年後に同社に異議告知書を送付した。

  マスターカードは先月、制裁金に備えるために6億5000万ドル(約710億円)を引き当てた。これは17年に予想していた10億ユーロを下回る。当局者によると、同社はEUに協力することで制裁金が10%減額されたという。

  マスターカードは、今回のEUの決定で、2年弱にわたって行われていた「過去の慣行のみ」を対象とした「以前からの調査に終止符が打たれた」とコメント。「マスターカードの現在のビジネス慣行に修正を義務付けるものではない」と電子メールで指摘した。

原題:MasterCard Fined $648 Million for Ramping Up EU Card Fees (1)(抜粋)

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