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安倍首相:データ流通の国際ルールづくり提唱-ダボス会議で講演

  • プラスチックごみの海洋汚染対策、G20で「共通認識つくりたい」
  • TPP、日欧EPAは「世界を潤す」、自由貿易体制維持を強調

スイス訪問中の安倍晋三首相は23日午前(日本時間同日午後)、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で演説し、個人や企業のデータ管理など「データ・ガバナンス」について国際的なルールづくりを議論する枠組みの創設を呼び掛けた。

  安倍首相のダボス会議出席は2014年以来5年ぶり。英語で演説した。今後世界に「成長をもたらすものは、デジタル・データ」であると指摘、国境を越えたデータ流通の必要性を訴えた。6月に大阪で開催する20カ国・地域(G20)首脳会議では、「大阪トラック」と名付けた世界貿易機関(WTO)加盟国による議論を開始したいとした。

  G20首脳会議では、プラスチックごみによる海洋汚染対策についても、「世界中挙げての努力が必要」という点で「共通の認識をつくりたい」と意欲を示した。

  国際貿易体制については、環太平洋連携協定(TPP)や日欧経済連携協定(EPA)によって生じる効果が「世界全体を潤す」と説明。「国際貿易システムに寄せるべき信頼を立て直そう」と呼び掛け、自由貿易体制の維持・強化に取り組む姿勢を強調した。

  演説での安倍首相のその他の発言

  • 首相在任6年間に日本のGDPは10.9%伸び、雇用と所得が増加、経済の好循環が根付きつつある
  • 高齢化していても、「希望が生み出す経済」として成長は可能
  • 気候変動対策で水素製造コストを50年までに今の1割以下にし、天然ガスよりも割安にする
  • 米国、欧州、日本は力を合わせWTO改革、特に政府補助金ルール改革の主導を
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