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Jディスプ株が急騰、台湾企業と中国政府系基金の出資報道

更新日時
  • 一時19%高と昨年11月14日以来、2カ月ぶりの高値に
  • 双方で約30%を取得、出資額約600億円に達する可能性も-WSJ

ジャパンディスプレイの株価が急騰。一部報道で台湾の電子機器メーカーや中国政府系基金の出資受け入れを協議していると伝えられた。一時前日比20%高の96円と昨年11月14日以来、2カ月ぶりの高値を付けた。終値は95円。

  米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が22日、事情に詳しい関係者を匿名で引用して報じたところでは、出資するのは台湾の宸鴻科技集団(TPKホールディング)と中国のシルクロード基金。双方が出資した場合、Jディスプ株の約30%を取得する見通しという。

Views Of A Japan Display Plant Ahead Of IPO

台湾メーカー、中国政府系基金の出資の可能性が報じられたJDI

Photographer: Kiyoshi Ota/

  出資額はまだ未確定だが、約600億円に達する可能性があるほか、今回の計画では持ち株比率を今後引き上げる選択肢が盛り込まれる場合もあるとしている。

  モルガン・スタンレーMUFG証券の小野雅弘アナリストはリポートで、スマートフォン向けで19年以降の液晶モデルの販売比率低下やモデル存続に対する市場の不安が強いと指摘。仮に18年度に純損失を計上すると、8月の「コミットメントローン1070億円のロールオーバーが難しくなる可能性が出てくるが、早期の資本充実は財務安全性を担保する上で最短の道」と分析した。

  また、同社の持つ有機EL(OLED)を含めた技術や車載向けディスプレーの顧客層に対する評価は高く、「今回報道された案件に限らず、提携が実現する可能性は高い」との見方も示した。

(株価情報を更新し、文末にアナリストコメントを追記.)
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