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年初の株高予想した野村ストラテジスト、今度は上昇終息の見方に転向

  • ノムラ・セキュリティーズのマケリゴット氏:S&P500は下落へ
  • トレンド追随のクオンツファンド、買い注文発動の見通し消失

1987年以降で最大となる年初の株高を予想したストラテジストが、上昇相場はいまや終息に向かっているとの見方に転じた。

  ノムラ・セキュリティーズのクロスアセットストラテジスト、チャーリー・マケリゴット氏は、S&P500種先物が5%余り下落し、2525に落ち込む可能性があるとみている。コモディティー・トレーディング・アドバイザー(CTA)として知られるトレンド追随のクオンツファンドが、ショートの買い戻しで最近の上昇を後押ししてきたが、いまやその需要は「全くなくなった」と指摘した。

S&P 500 has officially made up half its losses from the highs

  マケリゴット氏の理論によると、先週はCTAの買い注文発動の条件が満たされたため、ヘッジファンドと投資信託が追随を余儀なくされた。しかし今では、S&P500種が18日終値から2%余り高い2728を超えて引けるまで、次のショートカバーは発動されない見込みだという。

  「今週、来週あたりまで、株価は再び下落に向かいそうだ」とマケリゴット氏は21日付の顧客リポートで予想。CTAの買いは事実上、消失したと付け加えた。

  同氏はさらに、株高の火付け役となった多くのマクロ要因はすでに織り込まれ、短期的な上値余地がほとんど残っていないことを示唆しているとも語った。米経済統計が大幅に悪化しない限り米金融当局がこれ以上ハト派になることはあり得ず、米中貿易交渉を巡る前向きなニュース報道は先週で「ピークを付けた」との認識を示した。

原題:Nomura Strategist Who Called Rally Now Says It’s Going to Fade(抜粋)

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