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ブリヂストン:蘭トムトムのモビリティー関連事業買収、1138億円

更新日時
  • タイヤ関連事業を拡大、データ活用で新商品の開発にもつなげる
  • 買収は19年4-6月期に完了の見込み、今期業績への影響は軽微

タイヤ販売で世界最大手のブリヂストンは22日、オランダのトムトムから運送事業者向けの車両に通信機器を載せ、渋滞情報や目的地までの最適なルートを提供する事業を手がける子会社を買収すると発表した。買収額は9億1000万ユーロ(約1138億円)。タイヤ販売だけにとどまらず、データの収集や提供を通じた新たなサービスを展開していくための戦略の一環。

  ブリヂストンの発表資料によると、買収は2019年4-6月期に完了する見込み。同子会社は運送や個人向けモビリティー分野のデータ基盤を保有し、約86万台の車両の運行状況などに関するデータを管理、提供する欧州最大手。ブリヂストンは買収を機に他地域での展開も目指すとしている。

  車のIT化が進むなか、インターネットに接続する機能を備えた「コネクティッドカー」に集まる情報や車両情報のデータを活用した商業化の動きが進んでいる。自動車メーカーのみならず米グーグルなど他業種からの参入も相次ぐなど、成長が見込まれる分野だ。

  ブリヂストンとしてはこうした業界の変化を踏まえ、車両やタイヤの稼働状況などのデータをビジネスにつなげるほか、新たな商品開発につなげる狙いもある。 

  トムトムは地図や交通情報に強みを持ち、車載や携帯用ナビゲーション機器などを販売している。売却を決めた子会社の17年の売上高は1億6200万ユーロ(約200億円)。ブリヂストンでは買収による今期(19年12月期)の業績への影響は軽微としている。

(詳細を追加して更新します.)
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