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国債運用アミュレット:日銀動いて変動率上昇へ-昨年収益は23%

更新日時
  • 「いまの政策についての副作用対応を考えているはず」-松田社長
  • 順張りや逆張り、長期や日計りに分散して変動率上昇時に収益

日本国債運用で高収益を上げたアミュレットキャピタルマネジメントは、投資機会となるボラティリティー(変動率)上昇を今後も予想している。

  ブルームバーグのインタビューで松田利晴社長は16日、日本銀行の政策変更の可能性について「副作用対応を考えているはずで、どこかでやるだろうという観測はなかなか消えない」と述べた。国債の市場機能低下や銀行の収益圧迫に対応して日銀が動いて国債ボラティリティーが上昇、収益機会が訪れるとの見方だ。現在の運用資金は10億円以下だが、2018年のリターンは22.6%(手数料等控除前)だった。

日銀の政策変更がアミュレットの戦略を後押し

  アミュレットは日本国債に特化、先物で運用するマネージドフューチャーズ手法を採用する。ユーリカヘッジが運用成績を集計したCTA/マネージドフューチャーズ指数は18年の円換算でマイナス8.2%。これに対してアミュレットは、昨年7月末の日銀会合での金利変動許容で高まったボラティリティーを捉えて収益に結びつけた。日本国債先物のボラティリティーは30日間で1.6%と米国債の4.4%を下回る。日銀は23日の会合で金融政策を維持、物価見通しを下げた。物価目標達成はさらに遠のき、副作用の素地となる緩和の期間が長期化した。

  松田社長は「金利水準が高い状態でボラティリティーが発生するのが望ましい」と話した。アミュレットは順張りや逆張り、長期や日計りを含めて国債先物だけで運用、ボラティリティーが上昇した際に利益を上げる。日銀がイールドカーブコントロールを導入した16年の収益は43.8%、17年はボラティリティー低下でマイナス1.1%だったが、16-18年の過去3年は平均で約22%になる。

(第3段落に日銀会合の結果を追加して更新します.)
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