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株式・外為市場がロンドン離れアムステルダムへ-英EU離脱で

  • CBOEは離脱後に欧州株取引をアムステルダムにシフト
  • CMEは外為デリバティブ市場をオランダに移す方針

英国の欧州連合(EU)離脱プロセスに伴い金融機関が欧州取引インフラの欧大陸への移管を一段と推し進める中、株と外為市場がロンドンを離れようとしている。

  CMEグループは、1日当たりの取引額が約150億ドル(約1兆6500億円)の外為先物・スワップの取引所をロンドンからアムステルダムに移す方針。CBOEグローバル・マーケッツは英国のEU離脱後、大半の欧州株式トレーディングをアムステルダムの自社取引所にシフトさせる。

  CMEは昨年11月、取引額1日当たり2000億ユーロ(約25兆円)のレポ市場をロンドンからアムステルダムに移す決定をしていた。欧州のトレーディングは承認済みの欧州取引所で行わなければならないとの規定に従うため、各取引所が欧大陸へと活動をシフトさせる中、CBOEは流動性を維持するためアムステルダムに重点を移す。

  CBOEヨーロッパのデービッド・ハウスン最高執行責任者(COO)はインタビューで、「市場を混乱させかねない流動性の分断を回避するため、われわれは株取引を重複させるのではなく、分割する」と説明した。

  現在、欧州で最も利用されているCBOE市場で欧州株を取引している企業は、アムステルダムの取引所に接続しなければならなくなる。CBOEは1日当たり70億ユーロ相当の欧州株取引を扱っている。CBOEのロンドン部門は引き続き、1日当たり30億ユーロ相当のスイス・英国株取引を扱う。現在、英国に納められている取引手数料の税収は将来的にはオランダに移ることになる。

原題:Brexit Forces Equity, Foreign-Exchange Markets to Leave London(抜粋)

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