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ECB、利上げできる期間はわずかか-24日に今年初の政策決定

  • ドラギ総裁任期中に1回利上げ、追加利上げできるのは20年春まで
  • 新たな市中銀行向け長期ローンを20年6月より前に提供する見込み

ユーロ圏経済が弱くなり過ぎる前に欧州中央銀行(ECB)が利上げをすることが可能な期間は短い-。ブルームバーグの調査に答えたエコノミストらが指摘した。

  ドラギ総裁は任期中最後となる10月の政策委員会で中銀預金金利を引き上げると見込まれている。ただ、その後については、後任の総裁が追加利上げをできるのは2020年春まで、それから長期にわたる据え置きが必要になると予想される。

Rate Path

Economists push back expectations for first increase in ECB borrowing costs

Source: Bloomberg survey of economists conducted Jan. 14-16

  ラボバンクのシニア市場エコノミスト、エルビン・デフロート氏は、「良い機会だと思えば利上げをするだろうが、それは成長が回復すると予測した場合に限られるだろう」とした上で、「20年末までには実際に、状況はより困難になっているかもしれない」と分析した。

  調査に参加したエコノミストらはユーロ圏の勢い鈍化と貿易摩擦、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る混乱を最大のリスクに挙げた。ドラギ総裁は15日の欧州議会で、ユーロ圏経済がリセッション(景気後退)に向かっているとの見方を否定した。

Risks to Euro-Area Economy

Euro-area slowdown is single biggest threat to outlook with Brexit in second place

Source: Bloomberg survey of economists conducted Jan. 14-16

Note: Risks were rated from 1 (none) to 5 (significant). Chart shows weighted averages

  ECBは24日に今年最初の政策決定を発表する。調査回答者のほぼ3分の2はECBが「リスクはおおむね均衡」との経済見通しを維持するとみている。

Risk Balance

Economists predict ECB President Draghi will reiterate his previous assessment

Source: Bloomberg survey of economists conducted Jan. 14-16

  また、ECBは早期の金融引き締めに関する懸念を和らげるために、新たな市中銀行向け長期ローンを既存分が満期となる20年6月より前に提供すると広く予想されている。

Long-Term Loans

Majority of economists predicts ECB will offer fresh funds by March for June allotment

Source: Bloomberg survey of economists conducted Jan. 14-16

原題:ECB Has Narrow Window for Rate Hikes Before Economy Too Soft (1)(抜粋)

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