コンテンツにスキップする

世界の原油需要は今年若干拡大へ、景気減速でも-IEAが予測

  • 19年の消費量は1.4%増へ、価格低下で需要増-IEA月報
  • 「世界経済のトーンは明るくない」、見通しの変化に含み

国際エネルギー機関(IEA)は18日公表した月間報告で、依然として今年の世界の原油需要が前年を上回るとの見方を示した。燃料価格の低下に伴う需要増が経済活動の減速を相殺するとみている。

  月間報告の発表に併せてブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じたIEAの市場部門責任者ニール・アトキンソン氏は、「原油価格は昨年10月初めにピークをつけて以降、大幅に落ち込んでいる。それは消費者にある程度の安心感を与えている」と述べた。ただ、IEAは月報で「世界経済のトーンは明るくない」と認識した上で、見通しが変化する可能性に含みを持たせた。

Global Growth

The IEA and OPEC's forecasts for 2019 oil demand growth have held steady in recent months despite signs of an economic slowdown

Source: IEA and OPEC reports

  IEAの見通しによると、今年の原油消費量は日量140万バレル(約1.4%相当)増加する。前年は同130万バレルの増加だった。

  月報では「2019年の世界的な需要の伸びは若干加速するとの予測を維持するが、経済活動は18年よりも減速する可能性が高い」とし、「18年の原油高の影響は弱まっており、これが経済成長の鈍化を相殺するだろう」と論じた。

  石油輸出国機構(OPEC)と主要産油国が計画する減産は世界的に相場を安定させるだろうが、そのプロセスは緩やかなものになるだろうと、IEAは指摘した。

原題:IEA Sees Oil Demand Growth Defying Economic Slowdown, For Now(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE