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【注目起債】村田製債、新たな利率の目安を示す-起債環境悪化の中で

  • 5年債は利率0.15%、同格付けの富士フHDや電通より高い
  • 現時点でのAA格銘柄の利率で投資目線を形成した-投資家

村田製作所の社債は先行銘柄よりも高い利率を求められた。起債環境が悪化する中、新たな利率の目安を示す案件になったと関係者はみている。

  村田製債は18日、400億円の3年債が利率0.08%、600億円の5年債は0.15%で発行条件が決まった。初の起債になる。格付けが同水準のAA格の5年債では昨年11月の富士フイルムホールディングス債が0.11%、10月の電通債が0.11%、三菱商事債は0.10%で、村田製債は利率水準が高い。村田製と同じ日に起債した同格付けのセブン銀行5年債も0.16%だった。

  金融市場のリスクオフで昨年末から長期金利が下げ足を速める中、ある中央投資家は村田製債について、現時点でのAA格銘柄の利率で投資目線を形成したとの見方を示した。村田製債の利率水準でも流通市場での社債利率の拡大幅を考えると十分ではないとしている。ある引受関係者は村田製債の高い利率について、発行額の大きさも影響したと語った。

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