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カナダ:5Gに関する決定はまだ先、華為巡る対立の中で-関係者

  • 特定企業の禁止もしくは利用の制約につながる可能性
  • 10月のカナダ総選挙の前に決定されると話す関係者も

カナダはまだ第5世代(5G)通信技術に関するセキュリティー検証を行っており、中国の華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)製品の利用を国内通信会社に制限するかどうかの決定は何カ月か先になる見込みだ。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  安全保障を担当するカナダ当局が、どのようなセキュリティー上の脆弱(ぜいじゃく)さがあるかを含めてこの問題の調査を続けている。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に語った。 

Huawei Chief Financial Officer Meng Wanzhou Out On Bail

華為の孟CFO

写真家:Ben Nelms / Bloomberg

 こうしたセキュリティー検証は華為などの特定企業の製品禁止もしくは利用に制約を求めることにつながる可能性があり、決定時期については意見が分かれているという。関係者の1人は10月にあるカナダ総選挙の前に決定が見込まれると述べる一方、複数の関係者は決定は差し迫っていないと話している。

  「ファイブアイズ」と呼ばれる米国と英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド(NZ)は世界中で集めた情報を共有している。米国と豪州、NZは中国政府との密接な結び付きがあるとして華為に対し制約を課しており、これがカナダの判断への圧力になっている。

Canada China

盧沙野駐カナダ中国大使(オタワの中国大使館でメディアと会見、1月17日)

写真家:Sean Kilpatrick / AP通信によるカナダの新聞

  盧沙野駐カナダ中国大使は17日、華為がカナダの5G通信ネットワークから排除されれば何らかの影響を招くことになると警告した。

Michael Kovrig

マイケル・コブリグ氏

出典:国際危機グループ

  対イラン制裁違反を主張する米国の要請に基づき、カナダ当局は華為の孟晩舟最高財務責任者(CFO)を昨年12月1日にバンクーバーで逮捕。中国ではその後、元外交官のマイケル・コブリグ氏らカナダ人2人が拘束された。中国の裁判所は覚醒剤密輸の罪に問われた別のカナダ人に死刑判決を言い渡している。

原題:Canada Huawei 5G Decision Said to Be Months Away Amid China Row(抜粋)

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