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外国企業の中国商業不動産投資、18年は過去最高-地元勢と対照的

  • 海外投資家にとって人民元下落は購入価格の低下を意味する
  • 外国の買い手に「ファイナンス上の利点がある」-CBREのシエ氏

中国の商業不動産市場で海外投資家が存在感を高めている。当局によるレバレッジ解消の動きを背景に売り手に回ることが増えた国内勢を横目に、米ブラックストーン・グループやシンガポールのキャピタランドなどによる投資が目立つ。

  中国全土での外国企業の商業不動産投資は2018年に62%増え780億元(約1兆2600億円)と、05年からのデータで年間記録を更新したとCBREグループは発表。上海では全販売の半分強を海外勢が占めた。この流れは今年も続きそうだ。
  
  対照的に巨額債務に苦しむ海航集団(HNAグループ)など中国企業は、これまで積極的に進めていた海外投資を巻き戻しているほか、国内不動産の売却も進めている。

Shopping Season

Foreign investment in Chinese commercial real estate has surged to a record

Source: CBRE

Note: Includes commercial property transactions of $10 million or above; excludes residential and land transactions.

  コリアーズ・インターナショナル・グループの中国資本市場責任者ベティ・ワン氏は「何年もの間、海外投資家が応札の準備をする際に地元勢の入札参加はどのくらいかと尋ねられ、複数の社があると私が答えるたびに外国勢は非常に動揺していた。昨年は完全に両者の立場が逆転した」と述べた。

No. 1 in Shanghai

Here's the share that foreign investors are grabbing of commercial property deals

Source: CBRE

Note: Includes commercial property transactions valued at $10 million or above; excludes residential and land deals.

  海外投資家にとって人民元下落は購入価格の低下を意味し、中国のきつめの金融環境を受け国内勢は不動産の買いよりむしろ売りに向かうことが多くなっている。

  CBREの中国調査責任者サム・シエ氏は「デレバレッジ政策が借り入れコストを押し上げ、国内投資家の需要を弱くしている」と話し、外国の買い手には「ファイナンス上の利点がある」と説明した。

At Large

Top five purchases by foreign buyers in 2018

Source: RCA

  CBREが1000万ドル以上の売買案件をまとめたデータによれば、昨年は中国全土での商業不動産購入の31%が海外企業によるものだった。コリアーズは上海と北京を合わせるとその割合は19年に40%にも上る可能性があるとみている。

On the Up

Grade-A office yields in Shanghai and Beijing have stopped falling

Source: CBRE

Note: Yield is net operating income versus property acquisition value.

原題:Foreign Firms in Record China Property Spree as Locals Squeezed(抜粋)

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