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米アメックス、10-12月期に支出拡大-高所得者向け特典競争で

  • 特典経費が過去最高、ラウンジ設置や「ゴールド」カードへの支出で
  • カード利用額は6%増にとどまり、アナリスト予想下回る

米クレジットカード会社アメリカン・エキスプレス(アメックス)は高所得者向けカードで優位な立場を維持しようと多額の資金を投じている。

  アメックスが17日発表した昨年10-12月(第4四半期)決算によると、同社は顧客向け特典に過去最高の25億2000万ドル(約2750億円)を支出した。この四半期に同社は「ゴールド」カードのてこ入れに動き、旅行や外食分野の特典を追加したほか、新たに複数の場所での空港ラウンジ「センチュリオン」設置を発表した。

主な洞察:

  • アメックスは競争激化を背景に高所得者や中小企業のカード保有者向け特典をさらに充実させるため支出を増やしている。10-12月期の費用は9%増の77億ドルで、ブルームバーグ集計のアナリスト13人の予想平均75億7000万ドルを上回った
  • カード利用額の拡大を促す取り組みはアナリストの見込みほどうまくいっていない可能性がある。10-12月の利用額は6%増の3090億ドル。サンドラー・オニール・アンド・パートナーズのアナリスト予想は3180億ドルだった
  • 同社は加盟店をビザやマスターカード並みに増やすことを目指し、米国で数年前から加盟店拡大に取り組んできた。この影響で10-12月の手数料率は2.36%と、0.02ポイント低下
  • 手数料収入は64億6000万ドル。ブルームバーグのアナリスト予想平均は65億5000万ドルだった。全体の収入も予想に届かなかった。

市場の反応

  • アメックスの株価は通常取引後の時間外取引で一時3.5%安の96ドル

追加情報

  • 19年通期の1株利益は7.85-8.35ドルになるとの見通しを示した。アナリスト29人の予想平均は8.13ドル。通期収入は8-10%増を見込む
  • 発表資料

原題:AmEx Ratchets Up Spending in Rewards War for Premium Clients (1)(抜粋)

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