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1月17日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ポンドが2カ月ぶり高値、ドルは横ばい

  17日のニューヨーク外国為替市場ではドルが主要10通貨に対してまちまち。ムニューシン米財務長官が対中関税引き下げを主張したとの報道を財務省が否定した後、ブルームバーグのドル指数は下げを埋めた。ポンドは上昇。英国の欧州連合(EU)離脱の代替案作成にメイ首相が取り組む中、いずれは合意に達するとの期待感が出ている。

  午前に0.3%上昇していたドル指数は前日とほぼ変わらず。米紙ウォールストリート・ジャーナルは、米国の対中関税引き下げに関し、財務長官は通商代表部(USTR)代表の抵抗に直面していると報じた。ポンド関連では、最大野党・労働党のコービン党首が2回目の国民投票実施が引き続き選択肢にあると述べたが、政府側はそうした投票の実施準備には1年以上を要するとの調査結果を議員らに示した。

  ニューヨーク時間午後4時55分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は横ばい。ドルは対円で前日比0.2%高の1ドル=109円25銭。ユーロは対ドルで0.1%未満下がり1ユーロ=1.1389ドル。ポンドはドルに対し0.8%高い1ポンド=1.2985ドル。ポンドは1.3001ドルで日中高値を付けた。

  ドル・円は109円台。米の対中関税に関する報道を受け、「フラッシュクラッシュ」後の高値となる109円40銭に値上がりした。

欧州時間の取引

  円が主要10通貨に対し上昇。一方、ニュージーランド・ドルは米ドルに対する下げ幅で最大となった。株高が一服し、英国のEU離脱を巡る不透明性が高い中で逃避需要が強まったことが背景。

原題:Pound Hits Two-Month High as Dollar Ends Mixed: Inside G-10(抜粋)
Yen Advances as Commodity Currencies, Equities Drop: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が3日続伸、対中関税を巡る報道で

  17日の米株式相場は3日続伸。トランプ政権の一部当局者が中国との貿易摩擦の緩和に向け動いているとの報道を受け、上げ幅を拡大した。米国債相場は下落。

  • 米国株は3日続伸、貿易摩擦緩和に動くとの報道で
  • 米国債は下落、10年債利回り2.75%に上昇
  • NY原油は反落、米生産が過去最高レベルに
  • NY金は小反落、1292.30ドルで終了

  米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は事情に詳しい複数の関係者を引用し、ムニューシン財務長官が関税引き下げを主張していると報道。S&P500種株価指数は昨年12月以降超えていなかった50日移動平均を上回った。ただ、財務省は同報道を否定した。朝方発表の経済指標が強い内容だったため、景気後退懸念が弱まり、株式市場では朝方から買いが先行していた。

  終盤の上昇は、中国との貿易摩擦が世界経済にとって強い向かい風になっていると投資家が考えている新たな証左となった。昨年12月1日にトランプ大統領と中国の習近平国家主席が追加関税を90日間見送る「休戦」で合意して以来、S&P500種は約5%下落している。

  S&P500種は前日比0.8%高の2635.96で終了。ダウ工業株30種平均は162.94ドル(0.7%)上昇し24370.10ドルで終えた。ナスダック総合指数は0.7%高。ニューヨーク時間午後4時47分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.75%。

  ニューヨーク原油先物は反落。ロシアが減産加速を表明したものの、米国の生産が過去最高レベルにあることが売りを誘った。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は24セント(0.5%)安の1バレル=52.07ドルで終了。その後、貿易関連の報道が伝わり、時間外取引で上げに転じた。

  ニューヨーク金先物は小反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.1%安の1オンス=1292.30ドルで終了した。

  マクロポリシー・パースペクティブズのシニアエコノミスト、ローラ・ロスナー氏は「米政権が合意に向けて動いているとの報道は良いニュースに間違いない。それが信用できる内容であれば、当社はインフレ見通しを若干、下方修正せざるを得なくなるかもしれない。予想には関税引き上げが含まれているためだ」と述べた。「ただ、以前にも通商政策を巡っては雑音が聞かれたため、進展が実際に起こっており、確実であることを確認したい」と語った。

原題:U.S. Stocks Rise, Treasuries Fall Amid Trade Talk: Markets Wrap(抜粋)
Oil Advances on Report U.S. Weighs Rolling Back China Tariffs
Crude Slips as Record U.S. Output Undermines OPEC+ Supply Curbs
Palladium Reaches Another Record as JPMorgan Sees More Upside

◎欧州債:イタリア債ほぼ変わらず、ドイツ債小幅安-株価反発に反応

  17日の欧州債市場ではイタリア債がほぼ変わらず。ドイツ債は小幅安だった。米国で発表されたフィラデルフィア連銀製造業景況指数が市場予想を上回ったことを受け、欧州の代表的な株価指数ストックス600が値を戻したことに反応した。

  • イタリア債は変わらず。この日は5年債が堅調だった。5年債利回りは一時7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げ、6カ月ぶり低水準をつけた
  • 英国債はドイツ債に追随して下落した
  • ドイツ10年債利回りは1bp上げて0.24%、フランス10年債利回りは1bp上昇して0.64%、イタリア10年債利回りはほぼ変わらずの2.75%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Steady, Bunds Slip; End of Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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