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【米国株・国債・商品】株が3日続伸、対中関税を巡る報道で

更新日時

17日の米株式相場は3日続伸。トランプ政権の一部当局者が中国との貿易摩擦の緩和に向け動いているとの報道を受け、上げ幅を拡大した。米国債相場は下落。

  • 米国株は3日続伸、貿易摩擦緩和に動くとの報道で
  • 米国債は下落、10年債利回り2.75%に上昇
  • NY原油は反落、米生産が過去最高レベルに
  • NY金は小反落、1292.30ドルで終了

  米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は事情に詳しい複数の関係者を引用し、ムニューシン財務長官が関税引き下げを主張していると報道。S&P500種株価指数は昨年12月以降超えていなかった50日移動平均を上回った。ただ、財務省は同報道を否定した。朝方発表の経済指標が強い内容だったため、景気後退懸念が弱まり、株式市場では朝方から買いが先行していた。

  終盤の上昇は、中国との貿易摩擦が世界経済にとって強い向かい風になっていると投資家が考えている新たな証左となった。昨年12月1日にトランプ大統領と中国の習近平国家主席が追加関税を90日間見送る「休戦」で合意して以来、S&P500種は約5%下落している。

  S&P500種は前日比0.8%高の2635.96で終了。ダウ工業株30種平均は162.94ドル(0.7%)上昇し24370.10ドルで終えた。ナスダック総合指数は0.7%高。ニューヨーク時間午後4時47分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.75%。

  ニューヨーク原油先物は反落。ロシアが減産加速を表明したものの、米国の生産が過去最高レベルにあることが売りを誘った。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は24セント(0.5%)安の1バレル=52.07ドルで終了。その後、貿易関連の報道が伝わり、時間外取引で上げに転じた。

  ニューヨーク金先物は小反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.1%安の1オンス=1292.30ドルで終了した。

Gains in U.S. equities boost their valuation premium to Europe

  マクロポリシー・パースペクティブズのシニアエコノミスト、ローラ・ロスナー氏は「米政権が合意に向けて動いているとの報道は良いニュースに間違いない。それが信用できる内容であれば、当社はインフレ見通しを若干、下方修正せざるを得なくなるかもしれない。予想には関税引き上げが含まれているためだ」と述べた。「ただ、以前にも通商政策を巡っては雑音が聞かれたため、進展が実際に起こっており、確実であることを確認したい」と語った。

原題:U.S. Stocks Rise, Treasuries Fall Amid Trade Talk: Markets Wrap(抜粋)
Oil Advances on Report U.S. Weighs Rolling Back China Tariffs
Crude Slips as Record U.S. Output Undermines OPEC+ Supply Curbs
Palladium Reaches Another Record as JPMorgan Sees More Upside

(最終段落を加え、更新します.)
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