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米大手銀、決算集中週に株価上昇-昨年の下げを一部消す

  • 極端な売られ過ぎから大幅な戻りに変わった-サンドラー・オニール
  • 16日終値はゴールドマンが9.5%高、BofAは7.2%高

銀行株の投資家は決算前から好材料があれば買おうと構えていた。

  ゴールドマン・サックス・グループの16日の株価は四半期決算日としては2008年以来の高い伸びとなった。一方、この日同じく決算を発表したバンク・オブ・アメリカ(BofA)も7年ぶりの大幅高。株式投資家は債券取引の不振を無視し、企業の合併・買収(M&A)助言手数料や貸し付け関連収入のような好調な数字の方に注目した。

  米銀上位6行はいずれも今週株価が上昇。昨年の下げを一部消した。KBW銀行株指数が20%下落した昨年は、高いボラティリティーを敬遠して投資家が取引を控えたほか、成長鈍化の兆候や貿易摩擦、金利上昇を巡る懸念が投資家心理を圧迫した。同指数は12月だけで16%下げた。

  サンドラー・オニール・アンド・パートナーズのアナリスト、ジェフ・ハート氏は「極端な売られ過ぎから大幅な戻りに流れが変わった。銀行株の一部は今月既に12月の下げを戻した」と分析した。

  ゴールドマンの16日株価終値は9.5%高と、09年3月以来の高い伸びとなり、昨年10-12月(第4四半期)のM&A助言手数料収入が56%増加したことが好感されたもようだ。債券トレーディングは引き続き不振で収入は18%減少した。

  BofAの株価終値は7.2%高。リテールバンク部門が好調で純利益は過去最高益の73億ドル(約8000億円)となり、収入も227億ドルと市場予想を上回った。同部門の平均預金残高は3%、純金利収入は12%、平均融資残高は5%それぞれ増えた。同行の債券・通貨・商品(FICC)のセールス・トレーディング収入は15%減少した。
  
原題:Wall Street’s Earnings Week Bonanza Eases Investors’ 2018 Pain(抜粋)

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