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英離脱の結末「どうして分かる」とアイズマン氏-危険過小評価も

更新日時
  • 「彼らは投票しただけだぞ。一体どうしてそれが分かるんだ」と同氏
  • 労働党党首が首相になると考えれば50銘柄をショートにすると発言

スティーブ・アイズマン氏の脳裏には「おいおい、彼らは投票しただけだぞ。一体どうしてそれが分かるんだ」という考えがその時よぎった。

  メイ英首相が欧州連合(EU)と取り決めた離脱合意案を英議会が大差で否決した後、数分のうちに拡散したアナリストたちのコメントを読んで、ニューバーガー・バーマン・グループのマネーマネジャー、スティーブ・アイズマン氏が抱いた感想だ。

Big Short’s Eisman Is Shorting Tesla for ‘Execution Problems’

スティーブ・アイズマン氏

写真家:Christopher Goodney / Bloomberg

  2008年の金融危機に先立ち、サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連証券の価値急落を見越した投資を仕掛け、 一躍有名になったアイズマン氏はBBCラジオ4とのインタビューで、「英EU離脱の結末がどうなるか分かる人がいると私には思えない」と発言。情緒的に恐ろしいものに出くわすと、人々はその危険を「無意識に過小評価」するものだと語った。

  英下院での離脱案の採決はメイ首相にとって歴史的大敗となったが、ポンド相場がその後上昇したことや、内閣不信任案の採決が予定される中で16日も比較的安定して推移したことは、そのような心理的動きで説明できるかもしれない。

  ポンド相場は2016年の英国民投票でEU離脱が選択されて以降、14%余り下落している。

  BMOの欧州為替戦略責任者スティーブン・ガロ氏は、市場が落ち着いて見えるのは、ヘッドライトに照らされて投資家が身動きの取れない様子を示しているにすぎないと分析した。

  アイズマン氏は英最大野党・労働党のコービン党首が首相になると考える場合は、英国株の50銘柄をショートにするとかねがね話している。

The pound is close to where it started the week as Brexit path remains uncertain

原題:‘Dude, How Can You Know That?’ Eisman Wondered as Pound Rallied(抜粋)

(2016年の英国民投票以降のポンドの下落率を追加して更新します.)
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