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FRBの「忍耐」信じた債券トレーダー、オプション取引で大きな賭け

  • ユーロドル先物のストラドルとストラングルが売られる
  • オプション市場で年内に期限となる同様の取引が大量に行われている

米連邦準備制度の当局者は最近、追加利上げについては忍耐強く慎重になると言明し始めた。これに基づき期間短めの米金利のボラティリティーが低水準にとどまると見込んだ債券トレーダーらは、大量のオプション取引を仕掛けた。

  トレーダーらは過去1週間でユーロドル先物のストラドルとストラングルを売って5000万ドル(約54億5000万円)余りのプレミアムを手にした。ストラドルは同じ行使価格のプットとコール、行使価格の低いプットと高いコールを組み合わせる。

Trading range has reasserted itself in December 2019 eurodollar futures

  ストラドルとストラングルを売るのは、原資産のユーロドル先物が行使価格から大きく離れることはなく、従ってオプションが行使されることはないという想定に基づいている。例えば、2019年12月限のユーロドル先物に基づいたあるストラングルは先物の動きが12月半ばまで12.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の範囲内に収まれば無価値になる。CMEが16日公表したデータによると、このストラングル売りがトレーダーらの新たなポジションの一つのもようだ。

  オプション市場では年内に期限となる同様の取引が大量に行われており、期間内にユーロドル先物が現行水準から大きく動かなければ売り手のもうけとなる。連邦準備制度理事会(FRB)に利上げまたは利下げを迫るような経済見通しの変化があれば、買い手の勝ちになる。

Front-end swaption vol is approaching 2018 lows

原題:Bond Traders Risk Millions in Option Bets Trusting Fed Patience(抜粋)

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