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米地区連銀経済報告:大半で景気拡大、NY地区などは鈍化を指摘

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A view of the Federal Reserve building.

A view of the Federal Reserve building.

Photographer: Brendan Smialowski/AFP/Getty Images

A view of the Federal Reserve building.

Photographer: Brendan Smialowski/AFP/Getty Images

米連邦準備制度理事会(FRB)が16日公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)によると、大半の地区が緩慢ないし緩やかな景気拡大を報告したが、楽観的な見方が弱まり、一部では景気鈍化の兆候が表れた。

  ベージュブックでは「見通しは全般になお明るいが、金融市場のボラティリティーの高まりや短期金利の上昇、エネルギー価格の下落、通商と政治を巡る不透明感の高まりを反映して楽観的な見解が少なくなったと、多くの地区連銀が報告した」と記述された。
  
  12地区連銀が11月下旬から1月7日までに集めた情報を基に、シカゴ連銀が作成した今回のベージュブックによれば、大半の地区で製造業とエネルギー業界の活動が鈍化し、数地区で金融以外のサービス業が減速した。

  ベージュブックは「全ての地区が労働市場はタイトで、企業はどの技能水準の労働者でも確保に苦慮していると報告した」と記述。賃金は全米のあらゆる技能レベルで上昇したとし、大半の地区が報酬の緩やかな上昇を指摘したという。過半数の地区は全般的な物価が「緩慢ないし緩やか」に上昇したと報告した。

  一方、一部の地区は成長鈍化を報告した。ニューヨーク連銀地区は「経済活動が踊り場に差し掛かった」と指摘し、カンザスシティー地区は活動を「横ばい」と表現した。

  一部政府機関の閉鎖については、シカゴ地区の農産物市場に影響したと言及。連邦政府の損失補償プログラムからの支払いが滞ったほか、「農産物市場の状況に関する政府統計の発表を遅らせ、市場参加者にとって不透明感を高めている」と指摘した。

原題:Fed Says Economy Growing in Most of U.S. as Weak Spots Emerge(抜粋)

(第3段落以降を追加し、更新します.)
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