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ヘッジファンド、EU離脱の楽観論にくみせず-ポンド・ロングは尚早

  • ナエイミ氏はポンドを買ったが、すぐに売って既に利益を確定した
  • 買い急ぐつもりない、逆境シナリオの可能性まだある-グリフィン氏

メイ英首相が欧州連合(EU)と取り決めた離脱合意案が議会で大差で否決されたことは、ポンドに強気のシナリオにつながるとストラテジストらは主張するが、ヘッジファンドはこれをうのみにする気はない。

  AMPキャピタル・インベスターズのポートフォリオマネジャー、ネーダー・ナエイミ氏は15日、売り込まれているポンドが一時的に値上がりすると見込んでポンドを買ったが、すぐに売って既に利益を確定した。

  「市場があまりにも大敗を織り込んでいたので、短期的に良い取引だった。」と同氏は電話取材で語った。

  ポンドは15日、離脱案の否決を受けて一時1.5%安となったがその後下げを縮小し、アジア時間16日には一時0.3%安となったが再び戻した。

  EU離脱手続きを定めるリスボン条約50条の適用延長や2回目の国民投票などポンドにプラスのシナリオの可能性は高まったものの、不透明感は根強い。

  アンサンブル・キャピタルのダミアン・ロー最高投資責任者(CIO)は「私は、メイ首相の合意案が何らかの形で通過すると思う」と述べ、ポンドの割安感を指摘。しかし多くのヘッジファンドは、英資産に賭ける気はまだなさそうだ。

  ムンロ・パートナーズのニック・グリフィンCIOは「割安だからといって買いを急ぐつもりはない。展開を見定めるために最初の10%の利益を失ってもかまわない。逆境シナリオの可能性もまだあるからだ」と語った。

Pound has tumbled as Brexit uncertainties have multiplied

原題:Hedge Funds Reluctant to Back Brexit Optimism as Fog Swirls(抜粋)

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