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サンタンデール、元UBSオーセル氏のCEO指名撤回-報酬巡り対立

  • オーセル氏の報酬巡るコストは最大65億円か-関係者
  • アルバレス氏がCEOにとどまる-サンタンデールが発表

スペイン最大の銀行、サンタンデール銀行は、UBSグループの投資銀行責任者だったアンドレア・オーセル氏を最高経営責任者(CEO)に起用する計画を撤回した。同氏の多額の繰り延べ報酬を巡る対立が背景にある。

  UBSはオーセル氏が競合に移籍するため、同氏はこれまで付与された過去数年分の賞与を受け取ることができないとの強硬な姿勢を貫いた。これはサンタンデールがオーセル氏にその分を補償しなければならないことを意味する。

Key Speakers At The Bloomberg Markets Most Influential Summit

アンドレア・オーセル氏

写真家:Jason Alden / Bloomberg

  UBSが経営幹部に退職を思いとどまらせるために強硬姿勢を取るのは珍しいことではないが、サンタンデールの幹部はオーセル氏がUBSを退社したら、UBSがサンタンデールを顧客として失うリスクを冒すより、態度を軟化させると考えていた。

  だが、この賭けは裏目に出た。サンタンデールは行員20万人に対し、新CEOを雇い入れるため最大6000万ドル(約65億円)を投じたと説明しなければならない見通しとなった。同行はそうしないことを選んだ。

  交渉の対象となったオーセル氏の報酬は約4000万-5000万スイス・フランだと、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。関係者の1人によれば、総コストは最大6000万ドルに膨らんだ可能性がある。

  サンタンデールは昨年9月にオーセル氏のCEO指名を発表しており、規制当局の承認を受け「2019年の早い時期」に着任する見通しだと説明していた。同行は15日、ホセ・アントニオ・アルバレス氏がCEOにとどまると発表した。

原題:Orcel’s Rise to Santander CEO Ruined by Dispute Over UBS Pay (1)(抜粋)

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