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ポンドが下落-投資家にはEU離脱の最悪シナリオ巡る思惑も

  • 2回目の国民投票と合意なき離脱の可能性が共に高まったようだ
  • 合意なき離脱の場合は1.15ドルまで下落するとアナリストは予想

アジア時間16日午前の取引でポンドは下落。メイ英首相の欧州連合(EU)離脱合意案が議会で大差で否決されたことを受け、英国のEU離脱を巡る最悪のシナリオについて投資家が考え始めていることも背景にありそうだ。

  メイ首相は16日の内閣不信任案の議会採決を乗り切る見込みだが、新たな合意をまとめる道筋は見通せず、リスク回避の動きが強まった。

  ロイヤル・バンク・オブ・カナダのアジア外為戦略責任者、スー・トリン氏は「15日夜の採決の結果、2回目の国民投票の可能性も合意なき離脱の可能性も高まったようだ。いずれのテールリスクもやや大きくなり、それに伴いポンドのボラティリティーが高まった」と述べた。

  英最大野党・労働党は、総選挙にならない場合は2回目の国民投票を目指すことも含めて、あらゆる選択肢を模索するとしている。アナリスト調査によれば、最良のシナリオの下ではポンドは1.35ドルまで上昇するが、合意なき離脱の場合は1.15ドルまで下落すると予想されている。

U.K. currency has lost around 15 percent of its value since the Brexit vote

原題:Pound Falls as Investors Weigh Worst-Case Brexit as Vote Fails(抜粋)

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