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タカ派のカンザスシティー連銀総裁、利上げに対する忍耐強さ促す

米カンザスシティー連銀のジョージ総裁は、追加利上げを検討する際は忍耐強く、一呼吸置くよう金融当局者らに促した。同総裁は当局者の中で特に利上げを強く主張する最もタカ派な1人。

  ジョージ総裁はミズーリ州カンザスシティーでの講演で、「過去の政策措置の効果がまだ十分に表れていないことを意識しており、政策措置を検討する際の忍耐強さを呼び掛ける」と発言。「正常化プロセスを休止することで、持続可能な成長ペースの減速に経済が予想通り反応しているかどうか判断する時間がもたらされる」と語った。

  最新の見解は、一層の金融引き締めを求めていた過去7年間の主張とは対照的で、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の利上げ慎重論が当局者の支持を得られる可能性が高いことを示唆している。米連邦公開市場委員会(FOMC)は12月、2019年の利上げは2回との見通しを示したが、パウエル議長や他の当局者はそれ以降、金融市場の不安定さや低インフレ、世界的な成長減速を踏まえ、行動を急ぐ必要はないとの立場を強調している。

  3.9%という失業率は金融当局が完全雇用と推計する水準を下回っているが、インフレ率は低い状態が続いていると、ジョージ総裁は指摘した。

  「若干の追加利上げが適切になる可能性はある」と、総裁は説明。「しかし、そうした判断を下すことに緊急性はなく、われわれの行き先がどこか、そこに到達するまでにあとどれだけ距離があるのか、そこにどれほどのスピードでたどり着くのが妥当かを見極めるため、経済指標の精査とさらなる見識の収集に頼るべきだ」と述べた。

  追加利上げに関する自身の見解はインフレ動向の展開次第だとし、「例えば、労働市場が引き締まっていながらインフレ見通しが依然良好である場合、または先ほど述べたような下振れリスクが顕在化した場合は、正常化プロセスを休止することが可能だ」と説明。「一方、インフレ圧力が生まれた場合は、以前考えていたよりも中立から遠かったことになり、さらなる利上げが必要になるかもしれない」と話した。

原題:Leading Hawk George Urges Fed to Be Patient With Any More Hikes(抜粋)

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