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【NY外為】ポンド乱高下、EU離脱案採決後に下げ埋める

更新日時
  • ドル指数は小幅高、0.5%上昇のあと伸び悩む
  • 英議会がメイ首相のEU離脱案を否決-反対432、賛成202

15日のニューヨーク外国為替市場では、ポンドが荒い値動きの末に小幅上昇。英議会がメイ首相の欧州連合(EU)離脱案を反対多数で否決した後、それまでの下げを埋めた。中国がより大規模な減税方針を打ち出したことや、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁のハト派的発言を受けてリスク選好の動きが活発化、ドルは上げ幅を縮小した。

  ブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時、12月21日以来最大の0.5%上昇となっていたが、遅い時間に上げ幅を縮めた。ドルは主要10通貨に対しまちまちだが、中国の減税方針が世界的に株式を押し上げる中、スイス・フランに対する上昇率が最も高い。

  ニューヨーク時間午後4時33分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%上昇。ドルは対円で0.5%高の1ドル=108円72銭。ユーロはドルに対し0.5%安い1ユーロ=1.1413ドル。ポンドはドルに対し0.1%高の1ポンド=1.2870ドル。

Cable recovers after U.K. Parliament soundly defeats May's Brexit proposal

  英議会は15日、メイ首相のEU離脱案を反対432、賛成202で否決した。野党・労働党のコービン党首は採決結果を受け、メイ政権の不信任案を提出した。ただし、メイ首相がこの投票で信任される公算が大きいことを示す兆候が出ている。

  ポンドは離脱案採決の直前に対ドルで1.5%安まで売り込まれていたが、その後ショートカバーが入って持ち直した。

  サンタンデール銀行のG10通貨戦略責任者、スチュアート・ベネット氏は、「おそらく、メイ首相の提案はもう終わったもようで、合意なき離脱の公算は小さいという見方なのだろう。よって、為替市場がより好意的に捉えると私が考えるその他の選択肢が残されたということだ」と話した。

  ユーロは下落。日中は、最近の経済動向は予想よりも弱く、大規模な金融緩和が依然必要だとのドラギECB総裁の発言を受け、1ユーロ=1.14ドルを割り込む場面があった。

欧州時間の取引

  ポンドは1.2916ドルで日中高値を付けた後は伸び悩み、EU離脱案の英議会採決を控えてほぼ横ばい。ドイツのメルケル首相が英国のメイ首相に離脱案でさらなる譲歩を提案したと英大衆紙サンが報じた後、ポンドは上昇勢いを失った。

原題:Pound Erases Loss After Brexit Proposal Defeated: Inside G-10(抜粋)
Pound Pares Loss Even as Brexit Deal Suffers Historic Defeat
Pound Steadies Before Vote, Haven Currencies Drop: Inside G-10

(4段落以降を追加し、全体的に更新します.)
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