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FRBの「シャドーレート」は5.45%、株価下落無理もない-ソシエテ

  • 14年債券購入終了から15年利上げ開始の間に暗黙の利上げ
  • 株式クオンツアナリストのタデス氏が電子メールでコメント

米連邦準備制度は全体的な金融政策を過去に比べ大きく引き締めたため、世界金融危機後で月間としては最悪の株価下落となったのも無理はない。ソシエテ・ジェネラルはこう指摘する。

  フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は2.25-2.5%のレンジと危機前の水準の半分以下だが、引き締めの真の度合いを測るには量的緩和(QE)解除を考慮に入れなければならない。これを織り込んだ「シャドーレート」によれば、2014年の債券購入終了から15年の利上げ開始の間に、概算で3ポイントの暗黙の利上げがあったことになるという。

  株式クオンツアナリストのソロモン・タデス氏は電子メールで質問に答え、「引き締めがピークに近づいている環境の中で、最近の市場の波乱は十分に理解できるものだ」とし、「昨年12月の利上げ後、シャドー短期金利を反映した現在の暗黙の実効FFレートは5.45%程度だ」と分析した。

Fed Tightening Cycles

Shadow rate gauge suggests a stronger sequence this time

Source: Bloomberg, SocGen

  1984-2007年の金融政策の動きを踏まえると、現在の引き締めは前回の緩和局面の中間点にあるという。タデス氏らは昨年5月、これが米利上げ停止が最もありそうなポイントだとの見方を示していた。

  タデス氏は「現在は今回の引き締めサイクルのまさにピークだ。ビジネスサイクルの終わりに伴っての引き締めのピークは、金融政策の景気抑制効果が最大であることを意味し、今後の景気下降を示唆する」と論じた。

原題:Fed Shadow Rate at 5.45% Shows Stock Rout Justified, SocGen Says(抜粋)

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