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北朝鮮の核計画、ひそかに進行か-トランプ米大統領に圧力

  • ロケットや弾頭の製造を進めている様子を示唆-衛星画像分析など
  • 制裁解除に必要な外交環境を醸成する間にひそかに軍備強化との見方

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は新年の辞で、非核化に向けた措置を昨年講じたと世界に向けて表明した。だが実際は核兵器製造が続いており、核爆弾が増えた可能性もある。

  衛星画像分析や漏れてくる米当局の情報は、北朝鮮が速いペースでロケットや弾頭の製造を進めている様子を示唆している。核実験の停止が金委員長とトランプ米大統領の昨年6月の首脳会談につながったが、北朝鮮は大陸間弾道ミサイルを幾つか追加した可能性が高いと一部のアナリストはみている。また金委員長がさらに6個程度の核爆弾を製造できるだけの核分裂性物質を入手し、北朝鮮はこれで計30-60個の核爆弾に十分な核物質を持つと推測する武器管理団体もある。

YONGBYON NUCLEAR FACILITY, NORTH KOREA - DECEMBER 19, 2018:  Figure 1B. The Uranium Enrichment Plant (UEP) continues to show evidence of ongoing operations.

寧辺のウラン濃縮施設で活動が行われている可能性を示す画像(2018年12月19日)

ソース:DigitalGlobe / 38 North via Getty Images

  金委員長は昨年、「核兵器の製造や実験を今後実施せず、利用や拡散もしない」ことに同意したが、こうした非核化表明を巡る疑念は新年の辞での発言を踏まえても消えていない。制裁が解除され核保有国として容認されるために必要な外交環境の醸成を待つ間、ひそかに軍備を強化する戦略のようだと分析する核不拡散担当のアナリストもいる。

Supreme Leader Kim Jong Un makes New Year address

平壌で2019年の新年の辞を述べる金正恩委員長

写真家:KCNA / EPA-EFE

原題:North Korea’s Nuclear Program Quietly Advances, Pressuring Trump(抜粋)

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