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ヘッジファンドのバウポスト、PG&Eへの保険請求権を保有-関係者

  • 昨年11月に保険会社から10億ドルで請求権を買い取る
  • バウポストは9月末時点でPG&E株を8億7300万ドル相当保有

セス・クラーマン氏率いる米ヘッジファンド運営会社バウポスト・グループは、経営破綻の危機にある米カリフォルニア州最大の公益事業会社PG&Eの株式に悪いタイミングで賭けていたヘッジファンドの典型だった。しかし、昨年9月末時点で8億7300万ドル(約950億円)相当だったバウポストによる株式取得は、PG&Eへのより大規模で複雑な投資の一端にすぎないことが判明している。

  事情に詳しい複数の関係者によれば、バウポストは保険会社1社がPG&Eに対して持っていた保険金請求の法的権利を11月に10億ドルで買い取った。これは2017年の山火事で生じた損失を回収する権利だ。保険契約者が被った損失を回収するため保険会社が訴訟を提起する権利を売買する市場で、バウポストは主要なプレーヤー。

  バウポストの担当者はコメントを控えた。

  山火事に伴うPG&Eの債務負担は300億ドルを超える可能性があり、同社は連邦破産法の適用を今月中に申請する方針。バウポストによる保有株開示は9月末時点のものが最新。それ以降にPG&Eの株価は約82%下落している。会社破綻に伴う手続きでは通常、一部の例外を除き株式の価値はなくなる。

  保険請求は連邦破産法適用の過程で返済の対象になり、PG&E保有株による損失を相殺するヘッジの役割を果たす可能性がある。また同社再編でバウポストが発言権を得る公算もある。

原題:Baupost Is Said to Hold $1 Billion in PG&E Insurance Claims (3)(抜粋)

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