伊銀モンテ・パスキ:株価急落、ECBが資本と収益性の弱さを指摘

  • 週内にもカバード債発行に向けて投資家に接触へ-関係者
  • 昨年に劣後債の一部を発行できず、資本に響いているとECB

14日のミラノ株式市場では、イタリアの銀行モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナの株価が急落。同行について欧州中央銀行(ECB)が資本と収益性の弱さを強調したことが材料視されている。

  公的支援を受けているモンテ・パスキは11日遅くの発表で、昨年に2回目の劣後債発行が断念されたために資本状況に響いているとの指摘をECBから受けたと明らかにした。事情に詳しい関係者によると、モンテ・パスキは今週にも、カバードボンド(債権担保付社債)の発行に向けて投資家に接触する計画だ。

  マルコ・モレッリ最高経営責任者(CEO)はコスト削減や不良債権の売却、リスク抑制などで同行の再建に努めている。だがECBはモンテ・パスキが抱える対応の必要な問題を挙げ、とりわけ収益性は同行がECBやイタリア政府と合意した再建プランに「達していない」と指摘した。

  現地時間午後0時2分時点で、モンテ・パスキの株価は前週末比8.8%安の1.37ユーロ。一時は9.3%安となった。同行株価は2017年10月の取引再開以降でおよそ69%下落した。

原題:Paschi Drops After ECB Says It Has Capital, Profit Issues (1)(抜粋)

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