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債券先物は下落、株価の上昇転換や円安で売り優勢ー現物債は底堅さも

更新日時
  • 先物は6銭安の152円51銭で取引終了、長期金利は横ばいの0.01%
  • 先物は割高化していた、現物は持続的売り見られずーSMBC日興

債券市場では先物相場が下落。世界経済の減速懸念を背景に買いが先行した後、中国の景気対策期待を受けて日経平均株価が上昇に転じ、為替市場で円安が進んだことで、売りが優勢になった。一方、現物債は底堅い推移となり、長期金利はゼロ%に接近する場面があった。

  • 長期国債先物3月物の終値は前週末比6銭安の152円51銭。一時152円48銭まで下落
  • 新発10年物353回債利回りは日本相互証券の前週末午後3時の参照値と横ばいの0.01%。0.005%と1週間ぶり低水準で始め、0.5ベーシスポイント(bp)高い0.015%に上昇も

市場関係者の見方

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • 中国の貿易統計を受けた世界経済の減速懸念が広がっていたため、逆に中国当局が政策を積極化するとの期待が生じた
  • 先物は割高化していたので、それが割安化しても不思議はない。現物は高値警戒感もあるが持続的な売りは見られず、20年債など底堅い
  • 英国議会による欧州連合(EU)離脱合意案の採決は否決がコンセンサスのようだが、離脱延期の見方もあり、今後の展開を織り込むのは難しい

国債買い入れオペ

  • 残存期間1年超3年以下、3年超5年以下、10年超25年以下と25年超の買い入れ額は、それぞれ3500億円、4000億円、2000億円、500億円で据え置き
  • 3-5年の応札倍率が3.01倍と約1カ月半ぶりの高水準、その他のゾーンの応札倍率は低下
  • SMBC日興の竹山氏
    • 3-5年オペでは明日の5年債入札に向けた持ち高調整が出たのではないか。5年債は絶対水準や利回り曲線上でも妙味は乏しく、入札も弱くなる可能性
  • 過去の国債買い入れオペの結果一覧

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.155%-0.150%0.010%0.465%0.695%0.790%
前週末比 横ばい 横ばい 横ばい-0.5bp 横ばい 横ばい
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