米消費者物価指数:12月はコア指数が前月と同率の伸び

更新日時
  • 総合指数は前年比で伸びが鈍化、前月比ではマイナスに
  • エネルギーは前月比3.5%低下-約3年で最大の落ち込み

昨年12月の米消費者物価指数(CPI)は、変動の大きい食品・エネルギーを除くコア指数が前月と同率の伸びだった。総合指数はエネルギー価格の下落が影響して前年比の伸びが鈍化、前月比ではマイナスとなった。米金融当局は今年の利上げに関して慎重姿勢を強めているが、今回のCPI統計でも性急な利上げは必要ないことが示唆された。

  米労働省の11日発表によると、12月のコアCPIは前年同月比2.2%上昇、前月比で0.2%上昇。共に11月と同率の伸びで、エコノミスト予想の中央値とも一致した。総合CPIは前年比1.9%上昇(前月2.2%上昇)、前月比では0.1%低下(前月横ばい)だった。エネルギー価格は約3年で最大の下落となった。

Inflation in Focus

Headline U.S. consumer prices dipped in December, while core measure held steady

Source: Bureau of Labor Statistics

  今回のCPI統計は、インフレが金融当局の目標付近で抑制されていることを示唆している。昨年12月の連邦公開市場委員会(FOMC)では2019年に利上げを2回実施する見通しが示されたが、最近では貿易戦争や一部政府機関の閉鎖、世界の成長を巡るリスクが影響し、当局者らは3月以降まで追加利上げを見送る可能性を示唆している。

  12月はエネルギーが前月比3.5%低下と、2016年2月以降で最大のマイナス。ガソリンは7.5%低下した。食品は0.4%上昇と、14年5月以降で最大の伸び。

  中古車は0.2%低下と、3カ月ぶりのマイナス。新車は前月に続き横ばいだった。衣料品は変わらず。医療費は0.3%上昇した。

  労働省が同時に発表した12月のインフレ調整後の実質平均時給は前年比1.1%上昇。前月は0.8%上昇だった。

  労働省は一部政府機関閉鎖の影響を受けていないため、同省による経済指標の発表は予定通り行われる。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Core Inflation Holds Steady as Energy Drags Down Main Index(抜粋)

(統計の詳細を追加し、更新します.)
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