コンテンツにスキップする
Photographer: Buddhika Weerasinghe/Bloomberg

「通常ではなかった」12月、ヘッジファンドはさらに苦境へ

  • ボラティリティー上昇、株価急落の中で成績悪化
  • ランズダウン・パートナーズやアインホーン氏のファンドがマイナス
A pedestrian is reflected in an electronic stock board outside a securities firm in Kobe, Hyogo Prefecture, Japan.
Photographer: Buddhika Weerasinghe/Bloomberg

ボラティリティーの高まりはヘッジファンドを長年の成績低迷から救うはずだった。しかし実際には、事態は悪化した。

  株式市場の恐怖指数とも呼ばれるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)は、S&P500種株価指数が約10年ぶりの大幅下落となった先月、急上昇した。長期にわたる緩和的金融政策の中での資産価格上昇に慣れきっていたヘッジファンドは同月、さら成績が悪化。通年でマイナス4%と2011年以来の低迷で2018年を終えた。

ヘッジファンド業界の顔

(出典:ブルームバーグ)

  こうした惨状は一段の資金流出につながるとみられるとともに、高ボラティリティーの環境で株価の上昇からも下落からも利益を得られるはずの業界への信頼を低下させる。イーベストメントのデータによると、投資家は昨年1-11月に約150億ドル(約1兆6300億円)をヘッジファンドから引き揚げた。

  12月はランズダウン・パートナーズの旗艦ファンドやデービッド・アインホーン氏の主力ファンドが、マイナス幅を拡大した。

  同月を0.1%のマイナスで乗り切ったカーコスワルド・キャピタル・パートナーズの創業者グレッグ・コフィー氏は「横ばいで成功と見なされた12月というのはあまり記憶にない。先月は通常ではなかった」と投資家宛て書簡に記した。

  ヘッジファンド・リサーチのデータによるヘッジファンド業界全体および各戦略の昨年12月と通年の成績は以下の通り。

A Brutal Month

原題:‘Extraordinary’ Month Heaps Further Pain on Hedge Funds(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE