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フィアットが米当局と和解、排ガス不正問題で-8億ドル支払いへ

  • FCAを相手取り複数の州や所有者が起こした訴訟も決着
  • 同社が不正行為を認めることは求められなかった

フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は同社のディーゼル車が排ガス規制に違反しているとして米国で複数の州や車の所有者、司法省から起こされた訴訟を決着させるため、制裁金を含め約8億ドル(約870億円)を支払う。

  内訳は米制裁金3億500万ドル、ソフトウエア更新や環境負荷軽減の費用2億ドル強のほか、所有者への賠償金2億8000万ドルなど。この試算は所有者全員の参加が前提で、実際とは異なる可能性もある。

  エンジンのコントロール装置を供給し、排ガス試験での不正が認定されたドイツの自動車部品メーカー、ロバート・ボッシュも所有者との和解の一環として賠償金2750万ドルを支払う。

  カリフォルニア州の連邦裁判所に10日提出された同意判決によると、FCAはディーゼル車「ジープ・グランドチェロキー」と「ラム1500」約10万1000台の所有者にリコールを通じて無償で排ガス関連ソフトを提供する。FCAによると、所有者は1台につき平均2800ドルを同社から受け取る。

  司法省の声明によると、排ガス規制違反に関連してFCAが刑事責任を問われる可能性は今回の合意でなくならない。検察当局は2017年からFCAを捜査しているとブルームバーグは報じている。

  和解条件にはFCAが不正行為を認めることは含まれなかった。同社は発表資料で「和解しても、排ガス試験を逃れるための装置を導入するという意図的な策略に関与していなかったという当社の立場は変わらない」と表明した。

原題:Fiat Chrysler Called ‘Bad Actor’ as U.S. Settles Emissions Suit(抜粋)

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