安川電が4%高、需要下げ止まりとの見方-ファナックも買われる

  • 前日に通期業績計画を下方修正、半導体投資が減速し中国市場が低迷
  • 9月に底打ち傾向と会社側、短期的にポジティブと三菱モルガン証

安川電機株が反発した。前日に発表した連結決算で、半導体投資の減速や中国市場の低迷を理由に今期(2019年2月期)の営業利益計画を下方修正していたが、需要が下げ止まりつつあるとの見方が出た。

  株価は一時、前日比4%高の2747円まで買われた。午前9時22分現在は同1.6%高の2684円。ファナックが2.6%高、キーエンスが2.4%高となるなど設備投資関連株も上昇した。

  安川電の決算は、産業用ロボット向けは堅調に推移したが、スマートフォンや有機EL関連の需要が低迷したことからACサーボモーターやコントローラーなど制御機器事業が落ち込んだ。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の佐々木翼アナリストは10日付リポートで、最近の株価下落で「業績悪化は織り込まれつつある」と指摘。中国や半導体向けのACサーボが9月をボトムに底打ち傾向にあると会社が回答したため、「短期的に株価はポジティブに反応する可能性がある」との見方を示した。ただ「株価の本格的な反転には中国や半導体の設備投資回復が必要」とみている。

  安川電は昨年10月にも今期の業績予想を減額しており、下方修正は今期2度目だった。日本工作機械工業会は、19年の受注額が前年実績(推定)に比べ12%減の1兆6000億円にとどまるとの見通しを示している。

安川電機の通期計画

修正後従来市場予想
売上高4820億円4980億4873億円
営業利益530億円590億円568億円
純利益455億円470億円446億円

 

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