【NY外為】ドル上昇、パウエル発言後に一段高の場面も

更新日時

10日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが上昇。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が当局は「様子見」だと述べたものの、バランスシートは「かなり小さくなるだろう」と指摘した。この発言を受け、株式相場は下げに転じる場面もあった。

  パウエル議長はまた、米金融当局は金利に関して辛抱強くかつ柔軟になれるとも発言。地区連銀総裁も同様のコメントをしている。
  
  ノムラのストラテジスト、ビラル・ハフィーズ氏は10日のリポートで、ドルが最近下げていた一因として、世界の成長見通しが高まったことや「ここしばらく金利と比べると強すぎた」ことを挙げた。

  ニューヨーク時間午後4時38分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%上昇。ドルは豪ドルを除く対主要10通貨で全面高となった。ドルは対円で0.3%高の1ドル=108円45銭。対ユーロでは0.4%上昇の1ユーロ=1.1499ドル。円は対ユーロで0.1%上げて1ユーロ=124円72銭。

  トランプ米大統領が政府機関閉鎖の問題に注力できるよう今月予定されているスイス・ダボスでの世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)への出席を見送ったことから、米中貿易摩擦の速やかな解消への期待はくじかれた。

  この日発表された先週の米新規失業保険申請件数は減少。継続受給者数も減少した。

欧州時間の取引

  パウエル議長のスピーチを控え、ブルームバーグ・ドル・スポット指数が持ち直し。中国のインフレ指標が期待外れとなったことで、世界の成長見通しに関する懸念が再燃した。

原題:Stocks Climb on Strength in Utilities, Real Estate: Markets Wrap(抜粋)
  Dollar Extends Gains After Powell Preaches Patience: Inside G-10
  Dollar Rebounds Before Powell as Risk-On Eases: Inside G-10

(相場を最新にし、情報を追加して更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE